ホーム  >  セイユウコーポレーションの記事です。  >  お役立ち情報  >  不動産売却におけるリースバックで老後も安心?賢い活用法と注意点を解説!

不動産売却におけるリースバックで老後も安心?賢い活用法と注意点を解説!
カテゴリ:お役立ち情報  / 投稿日付:2025/01/21 15:13



リースバック徹底解説 メリットデメリットと賢い活用法

リースバックの仕組みと流れを理解する

リースバックとは、自宅などの不動産を売却し、同時に売却した不動産を買い主から借りて住み続ける方法です。 「セール・アンド・リースバック」とも呼ばれ、売買契約と賃貸借契約を同時に締結します。 不動産会社などの買い主が物件を買い取ります。 その後、買い主と賃貸借契約を結び、家賃を支払うことで引き続きその家に住み続けることができます。 この際、売買代金は一括で支払われます。 手続きは、不動産会社に相談し、査定、契約、代金受領、賃貸開始という流れになります。 契約期間は、普通賃貸借契約と定期借家契約があり、契約内容をよく確認することが重要です。

リースバックのメリットを徹底解説

リースバックのメリットは、大きく分けて以下の点が挙げられます。

住み慣れた家に住み続けられる

引っ越しによる負担や、近所への告知、新たな生活環境への適応といったストレスを軽減できます。

所有コストが削減できる

固定資産税、修繕費、火災保険料といった所有に伴う費用が不要になります。 しかし、家賃、火災保険(家財)、保証料などの費用は発生します。

迅速な資金調達が可能

買い主が既に決まっているため、通常の不動産売却よりも短期間で資金を確保できます。

資金の使い道が自由

売却代金の使い道は自由に決められます。 老後資金、住宅ローンの返済、事業資金など、様々な用途に活用できます。

住宅ローンの返済問題の解決

住宅ローンが滞納している場合でも、リースバックを利用することで解決策を見出せる可能性があります。 ただし、金融機関との交渉が必要となる場合があります。

売却を秘密裏に進められる

通常の売却のように広告等で売却情報が公開されることがないため、周囲に知られずに売却を進められます。

買い戻し可能なケースもある

一部のリースバック会社では、将来的な買い戻しを検討できる契約プランも用意されています。

不動産売却 リースバックのデメリットとリスク

リースバックには、以下のようなデメリットやリスクも存在します。

売却価格が相場より低くなる

リースバック業者は、物件を買い取って再販することで利益を得るため、買取価格は市場価格より低くなる傾向があります。

所有権を失う

物件の所有権は買い主に移転するため、将来的に相続などで問題が生じる可能性があります。

家賃が発生する

売却後も家賃を支払う必要があり、家賃が高額になる可能性もあります。 家賃は、売却価格や地域の相場などを考慮して決定されます。

契約更新や退去に関するリスク

定期借家契約の場合、契約期間満了後に更新できない可能性があるため、退去を余儀なくされるリスクがあります。

契約内容の確認が重要

契約書の内容を十分に理解し、不明な点は必ず質問することが大切です。 特に、家賃の金額、契約期間、更新条件、解約条件などを確認しましょう。

トラブル発生時の対応

契約内容に沿った対応がされない場合や、物件の修繕問題などでトラブルが発生する可能性があります。

失敗しないための契約ポイント

リースバック契約を成功させるためには、以下の点に注意しましょう。

契約内容を熟読する

契約書の内容を丁寧に読み、不明な点は担当者に質問しましょう。 特に、家賃、契約期間、更新条件、解約条件、修繕責任などを確認しましょう。

信頼できる業者を選ぶ

業者の評判や実績を十分に調べ、信頼できる業者を選びましょう。 会社の規模や歴史、顧客からの評価などを確認することが重要です。

弁護士や専門家に相談する

複雑な契約内容や不安な点がある場合は、弁護士や不動産専門家に相談することをお勧めします。

契約期間と更新条件を確認する

契約期間と更新条件を事前に確認し、将来的な住居の確保について計画を立てましょう。

家賃の支払能力を確認する

リースバック契約後も家賃を滞納することなく支払えるだけの経済的な余裕があるかを確認しましょう。

リースバックと他の資金調達方法との比較検討

リースバック以外にも、老後資金や住宅ローンの返済資金を調達する方法があります。 リバースモーゲージ、不動産担保ローン、任意売却などを検討していき、それぞれの特徴を比較検討することが重要です。 それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、状況に最適な方法を選択しましょう。

リバースモーゲージ

自宅を担保に融資を受け、死亡後に返済する方法です。

不動産担保ローン

自宅を担保に融資を受け、元金と利息を返済する方法です。

任意売却

競売を避け、債権者と交渉して不動産を売却する方法です。


リースバック契約後の生活と注意点

家賃相場と支払い方法

家賃は、物件の所在地、築年数、広さ、設備などによって異なります。 近隣の賃貸相場を参考に、契約前に家賃についてしっかりと交渉しましょう。 支払い方法は、口座振替などが一般的です。 契約前に支払い方法を確認し、確実に支払えるように計画を立てましょう。

契約更新と退去に関する事項

契約更新は、普通賃貸借契約の場合は更新が可能ですが、定期借家契約の場合は更新できない可能性があります。 契約前に契約の種類と更新条件を確認し、将来的な住居の確保について計画を立てましょう。 退去の際には、原状回復義務などがあります。 契約内容をよく確認し、トラブルを避けるようにしましょう。

トラブル発生時の対処法

契約内容に沿った対応がされない場合や、物件の修繕問題などでトラブルが発生した場合は、まず契約書を確認し、業者に連絡を取りましょう。 それでも解決しない場合は、弁護士や専門家に相談することをお勧めします。

税金に関する注意点

不動産売却には、譲渡所得税が発生する場合があります。 売却益から必要経費を差し引いた金額が課税対象となります。 税金対策についても、税理士などに相談することをお勧めします。


まとめ

今回は、不動産売却リースバックについて、その仕組み、メリット・デメリット、契約時の注意点などを解説しました。 リースバックは、住み慣れた家を売却しつつ、引き続き住み続けられるという大きなメリットがありますが、売却価格や家賃、契約内容など、注意すべき点も多くあります。 契約前に十分な情報収集を行い、信頼できる業者と慎重に契約を進めることが重要です。 リースバックは、あくまでも選択肢の一つです。 他の資金調達方法と比較していき、状況に最も適した方法を選択することが大切です。

ページの上部へ